万葉集の植物たち

浜北万葉の森公園が好きです。万葉集の植物について書いていきます。

アセビ(馬酔木)

f:id:manyokusaki:20220206154408j:imageアセビが咲き出した。

f:id:manyokusaki:20220206154350j:imageこれから5月ぐらいまで花を増やして咲き続ける。風に吹かれるといっぱいついた花が擦れ合ってシャラシャラと音を立てるような気がして好きだ。木全体に毒があり口に入れると酔ったように痺れるから「馬酔木」という漢字があてられているらしい。近年まで葉を煎じた液を虫除けとして田に撒いたりしたという。万葉集では「あしび」。

池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖にこき入れな  大伴家持 巻20-4512

 (写真は万葉の森公園)